簡単に言うと、探偵事務所は調査会社です。探偵が調査できるのは浮気や不倫、近隣トラブルといった人間関係のあらゆる問題を解決するための調査で、警察のように刑事事件の調査をすることはありません。
探偵事務所が行う調査内容は多岐にわたりますが、ここでは主な調査を紹介していきます。
・浮気・不倫調査
配偶者の浮気・不倫を疑った場合に探偵に依頼する調査です。浮気調査といってもその目的は「慰謝料請求のために証拠が欲しい」という場合や「浮気の有無をはっきりさせたい」など依頼者の状況によって異なるため、探偵はそれぞれの目的にあった証拠集めを行います。
一般的に、浮気や不倫による慰謝料請求は結婚または内縁関係にある場合のみとされています。そのため、婚約関係にない恋人同士の場合は「浮気の証拠が欲しい」という理由でも、依頼を引き受けてもらえない場合があるそうです。
浮気・不倫の事実確認だけでなく、裁判所に証拠として提出することができる書類を受け取ることも可能です。
・身元調査
ある人物の経歴や素性を知りたい、という時に探偵に依頼する調査です。浮気の慰謝料請求を行う場合、請求相手の情報（氏名や住所など）が必要になりますから、依頼者が浮気相手側に慰謝料請求を希望している場合は、浮気調査とセットで行うことも珍しくないそうです。
また、結婚相手の信頼性を確認するために行う結婚前調査、雇用の前に応募者の経歴などを確認する採用調査なども、この身元調査にあたります。
・盗聴器・盗撮カメラの発見
盗聴器や盗撮カメラを疑った時に探偵に依頼する調査です。盗聴器や盗撮カメラを発見する業者は探偵以外にもありますが、そのような業者が使う専門的な機器を使って調査する探偵事務所も存在しているため、遜色ないレベルの調査が期待できるでしょう。
・ペット探し
玄関のドアを開けた時にペットが飛び出してしまった、散歩中にペットがいなくなってしまった、などの場合に依頼する調査です。
この調査は全ての探偵事務所が請け負っているような主流の調査ではありませんが、ポスターを作成したり近隣住民へ聞き込みを行ったりして、ペットを安全に捕獲してくれます。
最近では、ドローンを使ってペットを捜索する探偵事務所もあるほど！一口にペットの捜索といっても、習性や性格がそれぞれ違いますから、ペットに合わせて捜索方法を考えるそうです。
このように、探偵はさまざまなトラブルに対応してくれる専門家ですが、探偵事務所は民間機関のため、国家資格などの資格はありませんし、必ず取得しないといけない資格もありません。
ただし、探偵事務所を開く時は探偵業法に則って公安委員会へ届出をする必要があるため、届出に必要な書類（履歴書、住民票の写し、誓約書、身分証明書など）を用意しなければなりません。
■探偵事務所と興信所の違い
現在、探偵事務所と同じように使われている「興信所」という言葉。探偵事務所を探している人は、何度か目にしたことがあるのではないでしょうか？
興信所という言葉は1800年代後半から使われていたとされています。当時、興信所は主に企業や個人の信用調査をしていて、探偵事務所とは違う業種を表す言葉として用いられていました。しかし現在、興信所と探偵事務所の業務内容はほとんど変わらず、同じ業種とされています。
そのため、探偵事務所と興信所は同じ意味だと考えて問題ないでしょう。
特に歴史ある興信所などは昔と変わらず信用調査を得意としていることもありますので、信用調査を希望する場合はホームページをよく見ることをおすすめします。
探偵事務所とは？関連ページ
- おすすめの探偵事務所を地域別に紹介
- 探偵は良質なところを選ぼう！地域別に探偵を紹介しています。
- 目的別、方法別で使える店舗・企業検索サイト紹介
- 企業検索できるサイトを紹介しています。
- 日本の各地域の魅力を伝えるご当地サイト
- 地域に密着した情報が知りたい方におすすめのポータルサイト